2015年11月20日金曜日

中央区立明正小4年生の俳句教室




中央区立明正小4年生の俳句教室は区の校外施設柏学園で行いました。
広い庭には柿の木や椋の大木があって、実をひろったり、色づいた木々の葉を拾ったりしました。雨蛙を見つけて小川に泳がせたりもして、たくさんの俳句の種を見つけ、たくさんのすばらしい俳句ができました。
【中央区立明正小4年生の俳句】

かきの実が風にゆられてごっつん

どんぐりが仲間をよんでころがるよ

ホウキ草外の空気をそうじして

お月様池にうつって瓜二つ

秋刀魚にはあぶらが乗って神の味

2015年11月18日水曜日

小金井市立緑小学校5年生の俳句教室




小金井市立緑小学校5年生の俳句教室です。
2校時の授業でしたので、中休みの種探しがありません。
紅葉に囲まれた校舎の内外を見渡しながら俳句を作りました。
秋か冬の句を急いで作って、急いで選句をしましたが、想像を働かせたユニークな作品や実感のこもった作品がたくさんできました。
【小金井市立緑小学校5年生の俳句】

銀杏(ぎんなん)の香り広がる森の中

ほくほくと食べる焼いもほっほっほ

足と足こたつで話はずませる

薄紅葉山から山を染めていく

富士見れば月と重なる過去思う

初もうで神様たちもお祭りだ

2015年11月14日土曜日

中野第五中学校2年生の俳句教室




中野第五中学校2年生の俳句教室です。小学生の参観日で保護者も加わって多くの見学者がいました。
中学生らしい作品がたくさんできました。

 【中野区立中野第五中学2年生の作品】

野良猫が空を見上げる鰯雲

台所ほのかに香るゆずぽんず

都会には月が夜空に一人だけ

木々たちは今日もさわいで秋惜しむ

急いだら色を忘れた青みかん

鈴虫と最後のおいこみテスト三

2015年10月31日土曜日

江東区立八名川小学校4年生の俳句教室






江東区立八名川小学校4年生の俳句教室です。
芭蕉記念館の近くの学校で俳句の盛んな学校ですので、4年生と思われないすばらしい俳句がたくさんできました。
中休みに俳句の種を探しに行った学校の隣の公園では、青い大きな柚子の実を見つけたり、色付き始めた木々の葉を仰いだりしました。
 
【江東区立八名川小学校4年生の俳句】

あさがおが世代うけつぐタネとばす
キンモクセイ鳥もにおいを運んでく

かくれんぼ小さな落葉見つけたよ

今年もかじごくまつりのザ・ギンナン

イチョウの木ザワザワ何をしゃべってる

ゆずの実の葉っぱにまぎれてかくれんぼ

2015年10月25日日曜日

小金井市立緑小学校の6年生、4年生の俳句教室




小金井市立緑小学校の6年生、4年生の俳句教室です。
全校を挙げて俳句に取り組もうとしている学校ですので、2日に分けて出かけました。
色づいた校庭の草木や日頃思ったり見たりしたことなどを俳句の種にしてたくさんの作品を作りました。
 
 【緑小学校の4年生の作品】

コスモスが風にゆられてぶとう会

山の道夕日と紅葉まざり合う

通学中見上げた空にあかとんぼ

秋の虫みんな集まり大合唱

バレリーナ落ち葉のようにまい上がる

いそぎめし今日の夕食くりごはん
 
 【緑小学校の6年生の作品】

お隣の秋のかおりがフオンフオンフオン

だんだんとかぼちゃの顔が出てくるよ

名月に日本文化の声がする

流れ星願いをのせて走り去る

名月ややさしい光ありがとう

団栗が林の中で迷子です

2015年9月29日火曜日

大田区立出雲小学校5年生の俳句教室



大田区立出雲小学校5年生の俳句教室です。紅葉にはまだ
早い季節ですが、すがすがしい秋の青空の下の校庭に出て
俳句の種を探しました。意表をつくような句や取り合わせの
すばらしい句ができました。

 【出雲小学校5年生の俳句】

せみの声風がふくたび消えてゆく

踊り出す梨のようせいふなっしー

リズムよくマツボックリが落ちていく

天の川ぼくらの星もあるんだよ

啄木鳥の木をつくリズム四分音符

霧が住む仙人たちが食事会

2015年9月26日土曜日

豊島区立千早小学校5年生の俳句教室











今日は豊島区立千早小学校5年生の俳句教室でした。
あいにくの雨模様でしたが、子どもたちは積極的に作句に取り組みました。

【千早小5
年生の俳句】


真夜中にかけっこしてる流れ星

バスの窓みればイチョウの旅立ちだ


妹が買ってとせがむちとせあめ


秋風は衣の色を変えていく


渡り鳥太陽こぼれる日を求め


森の中真っ赤にそまるもみじの葉

2015年9月25日金曜日

豊島区立高松小学校5年・6年生の俳句教室






豊島区立高松小学校5年・6年生の俳句教室を2日に分けて行いました。景色だけでなく、鬼怒
川の洪水や憲法改正を詠った句があって、関心の広いのに驚きました。
【豊島区立高松小5年生の作品】

秋出水人もお米も参ったよ

雨の日に窓からのぞくもみじの葉

三杯目今日のご飯は新米だ

からの箱木の実入れればたから箱
  
【豊島区立高松小6年生の作品】

天高くゆうぐれどきに鳥帰る

星月夜かがやく未来探してる

栗ご飯お釜を見たらご飯ない

文化の日憲法改正やめてくれ

紅葉の葉おけしょうしているみたいだな

2015年9月16日水曜日

第12回ジュニア俳句祭





江東区教育センターで開催された第12回ジュニア俳句祭には、児童生徒に保護者を含めて162名が参加。
現代ジュニアコンクールへの応募には106校、14,743人から25,809句が寄せられ、大賞以下八十四名を表彰。
表彰式の後に行われたジュニア俳句会は、小・中・高校生31名が参加、活発な意見の交換があった。


 【現代ジュニア俳句コンクール 大賞】

せみしぐれからぶりしたらきこえたよ    
             鈴木 瑞基 江東区立水神小4年

現代ジュニア俳句コンクール 学校賞  
             八王子市立  みなみ野中学校
 【主な入賞作品】

缶ドロップしゃかしゃか鳴らすこどもの日 太田  圭

兄ちゃんの大きい背中梅雨夕焼け    山井 遥斗

木琴をたたいてたたいて春を呼ぶ     田上 まゆ

ぬか床のきゅうり三本すいみん中     倉 煉太郎

青バナナ受験勉強始めます        金子 史佳

背泳ぎの手に夏空を独り占め       徳原 悠月

更衣白優勢のオセロかな          高沢 杏実

【ジュニア俳句会の上位作品】

車窓から見えたコスモス夢の色     中村 遥夏

弟のこげてく肌みて夏を知る       田尻萌々子

万緑の吐息聞こえる夜の森       樫村日奈太

秋の暮駅のホームに迷い鳥       大竹 捺未

夏祭り射的の名手おもちゃがり     片山 諒平


 

2015年9月2日水曜日

足立区立東栗原小学校3年生の俳句教室





足立区立東栗原小学校3年生の俳句教室です。
急に涼しくなった一日でしたが、夏休みの思い出や学校生活を詠いました。学校で俳句に取り組んでいるので、すばらしい作品がたくさんできました。
 
【足立区立東栗原小学校3年生の俳句】

ねこじゃらしゆらゆらゆれてフラダンス

あかとんぼリボンみたいにとまったよ

いずのうみまっかなゆうひしずんだよ

放課後の夕日がしずむせみの声

わになってリズムにのるよ夏祭り

スズメバチひょう本ばこの宝物

2015年7月14日火曜日

小金井市立緑小学校3年生の俳句教室






小金井市立緑小学校3年生の俳句教室です。学校の名の通り緑に囲まれた学校です。
武蔵野の面影の残るすばらしい環境でした。
校庭には背よりも高く、学校の校章となっているのひまわりが咲いていました。
校長先生に選句と講評をいただきました。

【小金井市立緑小学校3年生の俳句作品】

カーテンがひらひらゆれた夏の朝

がんんばるぞヒマワリ校章緑小

ふうりんはゆらゆらゆれてチンチリン

かき氷青いほうせき目立ってる

太ようが夏の校庭てらしてる

大花火夜空に上がる星の花

文京区立明化小学校6年生の俳句教室

文京区立明化小学校6年生の俳句教室です。


140年の歴史を持つ伝統校で、低学年から俳句に取り組んでい
るので、すばらしい作品がたくさんできました。
 



文京区立明化小学校6年生の俳句】

夕焼けやさびしさきっとすぐ消える

かき氷大きなのれんすぐそこに

とうもろこし皮をむいたら金のつぶ

風が吹き風鈴なって曲になる

青い空入道雲の服を着て

入道雲ケーキの上にかむりたい

2015年7月10日金曜日

江東区立深川第七中学校の俳句教室







江東区立深川第七中学校の俳句教室です。
学年ごとに3回に分けて実施しました。
江東区の俳句
拠点校ですので、俳句に親しんでおり、廊下には短冊が飾られていました。
すぐれた作品がたくさんできました。

【江東区立深川第7中学校の俳句作品】

体育館扇風機には「強」の文字
扇風機ちがうちがうと首をふる
夏帽子抑えきれない期待感
手をつなぐ恋した私さくらんぼ
爪切りが教える夏の音符かな
雨蛙見つめる先の一輪車
授業中ねむくてねむくてかたつむり

2015年7月8日水曜日

江東区立明治小学校3年生の俳句教室








江東区立明治小学校3年生の俳句教室です。
5クラスを2回に分けて実施しました。
ジオパークで俳句の種を探したり3人1句を楽しみました。
教室には七夕の俳句が飾られていました。
普段から俳句に親しんでいる学校なのですばらしい作品がたくさんできました。
 
【江東区立明治小学校3年生の俳句】

南風わたしの心ゆすってる

夏まつり家族そろってわの中に

夏休みすてきな一日地図を見る

雨がふりあまがえるたちおどりだす

朝顔がかれれば昼のはじまりだ

夏の海しずかな音がしみいるよ

大花火魚もみんなみているよ

のどの中れいとうみかんがつうかする

あさがおのすてきな色はひかってる

ラムネのみはじける心青色に

2015年7月5日日曜日

足立区立鹿浜第一小学校なかよし学級での俳句教室






足立区立鹿浜第一小学校なかよし学級で出張俳句教室を行いました。
小雨が降る中、こどもたちは元気に楽しく句作りに励んでいました。
とてもすてきな作品がいろいろできました。
その中からいくつか紹介します。


さくらんぼうえからおちたたいようだ

ほたるがねすいすいおよぐうちゅうまで

ホタルくんじぶんのきもちしんじてる

2015年6月30日火曜日

杉並区立富士見丘小学校3年生の俳句教室




杉並区立富士見丘小学校3年生の俳句教室です。
礼儀正しい児童の多い落ち着いた印象の学校でした。
梅雨空を仰ぎながら校庭に出て、俳句の種を熱心に探しましたので、よい句がたくさんできました。
選句の後の感想もしっかり述べてくれました。

【杉並区立富士見丘小学校3年生の作品】

きもだめし後ろにだれかいたような

あせびっしょミドルシュートで点入れた

つゆがきてぽつぽつ空がなき気分


開智日本橋学園中学1年生の俳句教室




今年から校名を変えた開智日本橋学園中学1年生の俳句教室です。
6クラスを3回に分けて実施しました。
玄関ホールに七夕の俳句が飾られている俳句の盛んな学校ですので、すばらしい作品がたくさんできました。

【開智日本橋学園中1年生の俳句】

蝿叩き悲鳴をあげてふりあげる

薔薇のようちくりと痛む恋心

若楓風にふかれて歌い出す

1年に1度限りの浴衣の日

ビー玉の音が冷たいラムネ玉

浴衣着て見るものすべてあたらしい



2015年6月28日日曜日

新宿区立落合第三小学校俳句教室




新宿区立落合第三小学校の俳句教室です。
日本の伝統文化を学ぶ授業が開催されていて、茶道・華道・歌舞伎・落語・三味線などとともに短歌と俳句が実施されました。
俳句に関心のある子どもたちが集まり、俳句の成り立ちの質問があったりしました。
 
【新宿区立落合第三小学校6年生の作品】

ひまわりの黄色い海がゆれている

花火見て今年も首を痛めるよ

負の遺産歴史に残る原爆忌

朝の日やせみ鳴く声で目が覚める

流れ星まってまってと追いかける